自転車で行くチベット・ラサ & 自転車でヒマラヤ縦断 ツアーレポート 
  
2009年9月17日〜9月30日



<9月20日>

自転車でヒマラヤ縦断 組は、ラサのお寺めぐり。
自転車で行くチベット・ラサ  -タシデレ!気軽に郊外の農村散策- に
ご参加の方は、近郊の農村ライド。



ラサ近郊の農村ライドをボクはガイド

ひとつの谷の中で、耕作地の広い下流が農業、上流が遊牧の割合が高くなる。
そんな中で、互いに産物を交換し合う。
自転車で走っていくと、それが実によく分かるんだなぁ。


ウ・ン・コ、です! これが燃料。
草食動物のウンコは臭くない!
牛や羊などのウンコを拾い集めて、麦の茎と合わせて練って乾かす。
何百年も前から、こうしていたんだろうなぁ。
いつかは枯渇する石油を「あと何年?」を恐々と使う暮らしからは
考えさせられることが多い。


チベットの家の多くは日干し煉瓦で造られている。
チベットの暮らしの材料は、ほとんどご近所産。
日干し煉瓦は季節によっては湿気を吸ったり、保温効果があったりと、
屋内の気温や湿度を、なるべく一定に保つとか。
最近は石造りの家も増えてきたが、それで体調を壊すこともあるらしい。
ちなみに、ペルーのインカの人も、同じような日干し煉瓦で暮らし、
同じようなことをいっていた。


お邪魔した遊牧民宅で頂いたバター茶とチーズ。
絞りたてのメスヤクのミルクで作られている。
バター茶もチーズも、頂くところすべてで味が違う。本当にうまかった!



一旦下って、再び農村へ。
近頃はハウス栽培でいろいろな野菜が作られている。
かつてのチベットにはなかったこと。


ボクが初めてチベットに来た20数年前と比べて、木々が植えられ、
緑化も進んでいる。
でも、チベタンは日陰ができて、草が育たず、家畜の放牧は
遠くまで行かなきゃ、という。



近くの丘にトレッキング。
丘といっても、富士山より高いけど。

再び、マウンテンバイク。
彼らの生活をお邪魔しながら進んでいく。


夕食はチベットの宮廷料理。
明日からのヒマラヤ横断に備えて、キアイ十分!

チベットの民族衣装でなりきりました!


ライトアップされたポタラ宮を見ながら、一緒に過ごしてきた2つのグループが、
互いにこれからの旅の安全を祈りました。


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