自転車で行くチベット・ラサ & 自転車でヒマラヤ縦断
 ツアーレポート
 
  
2009年9月17日〜9月30日



 ボクは初めてチベットを訪れたのは真冬だった。ひたすら続く赤茶けた大地を見て「よくこんなところで暮らせるなぁ」と思った。その後、夏のチベットの、見渡す限りの菜の花畑と麦畑を見て、ドギモを抜かれた。「荒涼と広がる大地は、実はすべた畑だったのだ」と・・・。

「日本のチベット」という言葉がある。僻地、不毛の地、という意味で使われている。豊かな農村にこそ、「日本のチベット」を誇らしげに使うべきた!と自転車で走りながら、改めて感じた。秋は収穫の時期。厳しくも豊かな自然とそこに住む人々。チベットのことを想うとき、ボクはいつも空を見上げてしまう。たぶん、一緒にチベットを旅した皆さんも、同じように空を見上げて、あの雲よりも高いところに住む人々のことを思い出すことがあるのではないかと思う。


<9月17日>

出発!


成田でチェックイン。
超過料金がとられないかと、ちょっとヒヤヒヤ・・・。

行ってきま〜す!


無事、中国の成都に到着。

四川省の省都ということで、四川料理を満喫。
辛いけれど、深い味わい。ニワ病み付きの味です!


<9月18日>

ラサに到着


昼前にはラサ空港に到着。
カタというシルクのスカーフを現地スタッフにかけてもらう(歓迎の意味)。。



自転車を組み立て、夢にまで見たチベットを走り出す!


途中、静かに信仰を守り続ける尼寺に立ち寄る。



彼らの生活をお邪魔しながら、チベットの大地を進んでいきます。

同じ空とは思えない青さ。
その向こうに、キャンプスタッフがテントを張って、
お茶を沸かして、待っています!


コックつきキャンプは極楽極楽&ウマイ!

これが星?こんなに星??
どれが天の川???
この感動は、ホテルよりもキャンプならでは。
チベットの大地に抱かれて眠りました。



<9月19日>


目指せポタラ宮


朝はキッチンスタッフがテントまで運んでくれる
モーニングティーでお目覚め。


出発前にパンク発覚。昨日、走行中に小さなトゲがささったようだ。
ドライバーたちが直し始めて、日本人は横で見ているだけ。
チベットのドライバーは、運転や道を知っているだけでなく、
砂漠でクルマの修理ができなくてはいけない。
モンキーレンチひとつでいろいろな修理をする姿は、ホントに見事。
そのため、自転車の構造もかなり理解している。


朝、10時過ぎになって、ようやくスタート。
チベットは(中国はどこでも)北京時間なので、実際には
マイナス2時間くらいでちょうど。
穀倉地が、ず〜〜〜〜っと続く。チベットは豊かだ〜!


羊を追うチベタンたちを発見。
羊の毛で編んだ紐で、石を飛ばして、羊の群れをコントロールする術を
見せてもらう。すげぇ〜〜〜〜!

チャクタ・ラ(鉄の馬峠)と名づけた小さなピーク。
ここに祈りの布を捧げ(タルチョ)、ルンタという経文が
刷られた紙を、大空に飛ばす。


広〜い台地を走っていく。


川沿いの草原で、ランチ舞台が先回りして待っていた。

ランチはチャーハンとスープ!
なんてごちそうだ〜!

食後は川で遊んだり。
バイカモの水中花が、水に揺れていました。


さらに走り、川の蛇行に合わせてカーブすると、遠くにポタラ宮が。
ラサだ〜!

ペダルを踏むたびに、天空の宮殿、ポタラ宮が大きくなる。
そしてゴ〜〜〜〜〜ル!



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