自転車で行くチベット・ラサ & 自転車でヒマラヤ縦断 ツアーレポート 
  
2009年9月17日〜9月30日



<9月24日>

ヒマラヤを仰ぎ見ながら、西へ、西へ



朝日が出てきた〜!
ということは全員、明け方から山の色の移り変わりを
眺めていた(拝んでいた)ということ!

ここは世界最高のキャンプ地だと思う。


朝、ボトルの水は凍っていた。

地図を見ながら、あの山がチョー・オユーで・・・。


そして心待ちにしていたこのライド!


チベタンたちとハイタッチを交わしながら進んでいく。

早め(お昼過ぎ)にキャンプ地に到着。
明日からの峠アタックに備えて、ゆっくり過ごす。
小川の水で髪を洗ってサッパリ!


お散歩がてら、近くのお寺を訪問。
静かに、そして力強く守られる姿に感動。

コックさんが作ってくれる夕食は、いつもとってもおいしい。
「自転車のグループはいつもいっぱい食べる」とコックさんが笑っていた!
そういえば、ラサのホテルでも、すべて平らげた。
中華は余るくらい出すものだけれど・・・。


<9月25日>

ヒマラヤの峠を越える!


この日、2つの峠を越える。

ひとつ目の峠。標高はなんと5000m!


その峠を下っていくと、次の峠道が見渡せた。
まるで海に続く1本の道(って日本語になってない!)

ひと踏みひと踏みすれば、いつかは峠に着く・・・。


景色が大き過ぎて、進んでいる実感がわかないけれど。

やがて点のように遠くにあった峠が、目の前に!


標高5150m。抱き合って、涙しました。


そして峠から、天空に祈りを捧げました。



そしてそして、ひたすら下る下る下る。
途中からは必ず向かい風に。
強い南風は、これまでの偏西風ではなく、インド洋から吹き上がってくるもの。
(山崎師匠にちぎられました・・・)

この日のキャンプは標高4300m。
ここまで下ると、酸素が濃く思えるから不思議だ。
風景はチベット高原の横の広がりに対して、深い谷が続き、ネパールっぽい。
ヒマラヤを越えた安堵感と、あの寂しさも湧き上がる。


ずっと一緒に旅をしてきたキャンプスタッフとは、明日の朝、お別れ。
お互いに歌を贈り合った。

まだ旅は終わっていないけれど、一生忘れることがない旅だと思った。


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