1.参加決定までの日々
昨年の秋に山アドの登録を済ませ、イベントに参加しようかとホームページをたまにチェックするもすぐに満員御礼状態。うーんなかなか参加できないな-と思ってたら、北海道縦断ライドのイベント発表。こりゃ楽しそうだなと、早速会社のトライアスロン部、エアロビ仲間へ「こんなイベントあるけど どう?」なんてメールを送信。5人からリプライがあり「行きたい」の回答。トライアスロン部の一人は行きそうな勢いだったが第一回ロングライド講習会と同日程で実施されたアドベンチャーレース時に足を捻挫して断念。ほかの人間は「チャリンコないけど行けるかな」くらいの興味本位的なもの。広報活動したのですが、力及ばず・・・その後、ロングライド講習会の話をしたら、「それは参加できる」とトライアスリート二人が第二回に参加の運びになりました。講習会、この二人は目にうろこ状態でした。「またトレーニングしようぜ」状態です。その後、本番参加をどーしよか?(王滝村も登録済みだし、次の週、筑波の8時間耐久もあるし・・・体つんだろか)とあーだこーだと悩む。メーリングリストも盛り上がってきた。体力に自身はあったが150km×4セットはさすがにやったことはない。参加表明はまだしていなかったが1カ月前あたりから週末100km超の練習開始。ただし5月末に実施された伊豆アドベンチャーレースのため3月あたりから、MTBのトレーニングは実施済み。北海道ライド開催2週間前にタイヤを新品に替え埼玉西部の山間部へ慣らし運転。下り坂の段差で新品タイヤバースト!ホイール破損・・・新品へ交換。これが参加の決定的な要因?!「こりゃ参加しかない」と決断。

―<1日目>――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2.参加当日
午前中に自宅にて最後の仕事メールを出しまくり、ひと段落。あとは宅急便で送った自転車が壊れていないことを祈る。ほとんど知らない仲間14人と仲良くゴールできるか?などの不安の中自宅を出発。自分自身、人見知りする人間であり?(人からはそう見られないらしい)、初対面は苦手だったりする。千歳空港に降りると大雨。一人でいると、これからひょっとしてズ-っとこんな天気では等と弱気になる。バスに乗りウトナイユース入り口へ。やたら寒いが雨はやんだ。ユースまで800m歩きだす。緑が深いし、雨あがりのため匂いが良い。なんとなく元気とやる気が出てきた。無事宅急便は届いており、くみ上げて試走すると、問題なし。「おしゃっ、行くぜ」と心のなかで気合を入れる。なんとなく不安と期待が交錯する良い緊張感。酒を抜いた夕食後、就寝。レース前と違い緊張感はなくすぐ眠りに入る。

3.スタート
起床。体調は普通。朝、参加者14人全員が集合。身支度を整える。会ったばかりの人もいるし、これから先どうなるかわからないので、皆多少緊張しているように思える。天気予報は回復基調だが、空はその気配を見せない。集合写真後、気合を入れ出発。この夏の旅の始まりです。なんとなくうれしい。 太平洋の見える地点へ到着。丹羽さんが海にいくが、海岸に行くものは少ない。自分は足に太平洋の海水を付けるため海岸へ歩き出す。山登りの儀式みたいなものだ(標高0mから登れる山は海水つけてから登る)宗谷岬ついたら、オホーツク海の足を浸すんだ!!丹羽さんの気合とは裏腹に多くの人は道にたむろしたまま・・・丹羽さん、須藤くん、並木で気合一発叫ぶ「いくぞ〜」

4.「チーム30km」発足
集団走行後、自由走行。走り方が良くわからない。どんな集団が形成されるのか?とりあえず自分が個人で走るときのスピード(30km前後)で走って見る。買い物チームもあり丹羽さん、須藤くんの3人で先頭グループに。1時間くらい走り休憩。休憩中に師匠山崎さんと菅原さんの二人編隊が抜いていく。午後にはこの5人が合体。「チーム30km」が結成される。その後丹羽さんは仕事優先のため脱退!?(^^ゞ天気もあまり回復せず、景色もまだこれぞ北海道とにはいたっていないため、午後は先頭入れかえを頻繁に行い、ぐんぐん飛ばす。25km40kmくらいの速度で快調にとばす。お互いの実力もまだ良くわからないので、とりあえず意地でもついていく?!(^^ゞで飛ばしてたら、PM3:00n宿に到着。早〜。

5.日高少年自然の家
こーゆー宿よくさがすな〜と妙な関心。なかなか個人では泊まれない宿。朝のつどい、ごみの始末、布団のたたみかた、みんなで並んで食事。小中学校時代を思い出す。アルコールも控えめ。小玉さんの朝の挨拶は爆笑。でも青少年には理解できなかったかも・・・

−-<2日目>――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.晴天!
この区間の晴天を望んでいた。富良野から先はThis is 北海道!!朝起きると霧が晴れだし青空ガ広がる。一刻も早く出発したい衝動に駆られる。青空の中ペダリングに力が入る。チーム30kmの3人が本日最初の峠ヘ挑む!!登ればその後にはご機嫌なダウンヒルが待っている。それが峠です。空が青い。「イヤッホ〜イ」第一チェックポイントヘ到着。掲載する顔写真をギッチャンが撮影開始。何度かサイクルスポーツに掲載されたが、まともな写真が乗ったことがない・・・
 その一.昨年北海道で開催されたサロモンクロスアドベンチャーレースでの一シーン・・・羊蹄山をバックにMTBをこぐ(めちゃくちゃちっちゃい当然顔判別不能)
 その二.鳥海山グルット一周160kmのMTBを降りた後の悲痛な顔をした腰伸ばしシーン・・・
3度目の正直で今度こそちゃんと掲載されるか!楽しみ!!
まっちゃんマシントラブルで遅れる・・・でも上りと下りの判断ができなかった?らしい・・・

7.青空のランチ
Qちゃんが作ってくれた、サンドイッチ!うまかった!!北海道の生ハムに最後は夕張メロン!!!北海道はこうでなきゃ。食べてるみんなの笑顔も最高ね!!

8.本日にメインステージ突入
天気も最高。富良野に近づいてきたのでチーム30kmから離脱。ここからはレディースチームに混ざり談笑しながら、思いっきり風景を楽しむ。突然視界が開け、丘陵地帯が現れる!おまけにひまわり畑。「うお〜」歓声があがる。「これだよこれ。もう言うことないね!!」のぼり坂でも思わず力が入る。ひまわりポイントで写真撮影大会に早代わり。でもまだ先は長いんだよね。その後、小玉だんなと自転車の話、丹羽さんの話、山アドの話などをしながらゆっくり進む。こういうおしゃべりも自転車ならでは。いろいろと勉強になる。とても貴重な時間。どうにもこうにも気持ちが良い!!顔が自然ににやけます。

9.小玉夫妻
神社のチェックポイントで休憩。かなり気温があがってきたようで、水分補給もまめにとるようにする。ここで小玉夫妻にはとても幸せなイベント開催。いや〜夫婦っていいな〜ってちょっと思った瞬間(^^ゞ小玉夫妻、和田夫妻、この二組の夫婦はうらやましいですね。同じ目的に向かって突き進んでる。

10.事件発生の予感

結婚記念日のイベントも無事終了し、出発の準備。ここで小玉さんが小便タイム。そこラ変で用をたそうとした小玉さんに「小玉さんここはやばいっすよ。神社の敷地内ですよ。ばちあたりますよ!」の一言。でも用を足しちゃったんだよね・・・わたしは数百メートル先の公衆トイレへ・・・四国88箇所巡りをしたこともあり結構信心深かったりします(^^ゞとりあえず出発。相変わらず北海道の雄大な風景をみながら標高をあげつつ集団走行。前方に砂利道発生。小さなバラストがたくさん敷き詰められた状態で、ロードでは非常に走りにくい。フロントをとられるといっちゃいそうな感じ。おまけに車はかなりのスピードで土煙をあげて通りすぎて行く。ここで車を避けようとした小玉嫁転倒。近くにいた人間がわっとより救助!「おお〜すばらしき結束力。」小玉嫁をみんなで励ます。応急処置をして再度スタート。本人も「大丈夫」と言っている。その後、皆さんご存知の通り2回目の転倒、パンクとなったわけです。小玉さん奥さんも言ってましたが、みんなの助けがとてもありがたかったと。この事件はそれはそれで結束を深めたひとつ。災い転じて福となす?

災難は小玉さんの奥さんに降りかかりました・・・だから言ったでしょ・・・・

11.ロングダウンヒル
美瑛へ向かう道の真っ直ぐなダウンヒルは瑠辺蘂の山をバックに富良野あたりの丘陵を見渡せる気持ちの良い道。「ひゅーっ」なんて声だしたりして。気持ちがよい。

12.ひとりタイムトライアル
美瑛のセブンイレブンまでフリー走行。「今日はまだ真剣に走ってないな〜」と思い。本日締めのトレーニングと称して(勝手に決めてます)本気モード?でタイムトライアル開始。ゆるい登り坂でダッシュをかける。師匠山崎さんは着いてこない(^^ゞ。「一人で行くぜー」なんて心の中で叫び、ペダリング開始。富良野〜美瑛間の丘陵をぜいぜいいながら上り、「ひゅーっ」といいながら下る。ぎっちゃんが微妙に伴走してくれ、途中、笑顔で手を振って気合を入れてくれる。再度「おりゃ〜いくぜ」の気合をいれ走行。最後の丘を超えると、美瑛の町発見。セブンイレブン到着。ぎっちゃんと談笑。ぎっちゃんは変な清涼飲料水が好きらしい。一日一本がガラナ!?そん時はモー娘宣伝のトロピカル系ドリンクを飲んでた・・・

13.予定変更
まっちゃん、小玉奥さんのトラブルもあり、今日の予定もおしてきた。ここで丹羽さん、涙を飲んで行程変更の報告。「今回の最終目的は宗谷岬。その決断は間違えなし」の声。ここで無理をしてもしょうがないので当然の決断でしょ。

14.旭川への道(本日3回目のトラブル)
あたりはだいぶ暗くなってしまったが旭川への道はまだ遠い。集団になり25km程度で走行。微妙な下り坂と追い風でこのくらいの速度をキープできた模様。しばらく先頭を引くが、後ろを見たらだれもいない。とりあえず休憩して待つが一向に来る気配がない。2kmほど戻ると、集団発見。須藤君のタイヤがパンク。砂利道でタイヤサイドに2mm程度の亀裂が入り、その影響でパンクした模様。チューブを替えるが、亀裂からチューブがはみ出る・・・かなり危険な状態。空気圧もほどほど。運転にも緊張感が漂う。本日の到着PM8:00。宿に到着すると土砂降り。「セーフ」まだ尽きがあるらしい。いろいろとトラブルがあったがメンバーの宗谷岬到達への結束力強まる。あ〜人生に涙あり。♪じーんせい楽ありゃ苦ーもあるさ♪

15.商人宿
旭川の街中の宿?果たしてどんな宿なんだろと期待しつつ到着。昨日の宿に引き続き、本日も期待を裏切らない不思議な宿!?食事をとるところにはボトルがキープ?してある。おっちゃんたちが楽しそうにみんなで飲んでる。そー言えば北海道に転勤してたやつが、「北海道は営業するとき何日もかけてまわるんだよ。そん時、安くて食事のうまい商人宿にとまるんだよ。」なんて話しをしてた。まさにそれにぴったり。丹羽さんの宿選びおもしろい。さっ今日は、おっちゃんといっしょに生ビール飲むぞー!!

―<3日目>――――――――――――――――――――――――――――――――――――

16.村上さん合流
本日より新メンバーの村上さん合流。朝起きて窓空けたら下で準備中。「おっ若いねーさん」また旅が楽しくなる(^^ゞバイクパンツの穴?がセクシーでした。(すいませんおやじネタでした・・・)

17.本日1本目の峠

宿を出て、石狩川沿いのサイクリング道をみっちーとトライアスロン話などしてしばし走行。道道に出たところでフリー走行。村上さんが"チーム30km"と供にMTBでぐいぐいこぐ。「お〜頼もしいねーさんだ!?」本日一本目の峠!江丹別峠に突入。当然のことながら師匠山崎さんがぐいぐい登りだす。師匠の後に続けと私も気合を入れる。残念ながら、どんどん師匠は小さくなる・・・これが現在の私の実力だ・・くっ・・「このライドの中でヒルクライムのこつを師匠から学ぼう。」心の中で思う。

18.峠の後には待ってましたダウンヒル
峠頂上で記念撮影などを終え、ダウンヒルへ突入。北海道にしては珍しいRのきついコーナーのある下り。ぎっちゃんの車の前に入り、時速40〜60km/hくらいのスピードで邪魔をする。逃げを試みるが残念ながら車の方が早い・・・あおられる。直線で道を譲る。やっぱ原動機付きは早い。これもまた気持ちよい。

19.地平線いっぱいそばの花
峠を下るとそこには一面のそばの花!北海道にそば?そばは信州だろなんて5年前まではそう思ってたが、5年前にこれから向かう朱鞠内湖に来たとき、そばの生産量1位を知る。それにしてもすごい量だ。何人分のそば打てるんだろ。これだけ見せられりゃ"そば"食いたくなるでしょう。この雄大な光景をみて、戦闘モードからのんびりツーリングモードに変更。チームレディースに合流。和田、小玉嫁たちと談笑。(どうも自分は女性陣と話すのが好きらしい(^^ゞ)小玉、和田両家は過去にモータバイク(オフロード)に乗っていたことを知る。現在はやめてしまったとのこと。自分もモータバイクに乗るが昨年までの走行は影をひそめ、最近チャリンコにかなりのめりこんできている。同じ運命をたどるのか・・。うーん?

20.前方にダート道!
小玉奥さんは昨日の悪夢の再現を避けるため、須藤くん昨日のタイヤの裂けから乗車をやめ引きとする。懸命な選定。

21.当然昼飯はそばでしょ
ランチタイム。これだけそばをみせられたのだから当然、昼飯はそば。基本のざるそばを注文。100円足してプラス天ぷらとする。腹がすいている事もあり、出されたそばはとってもうまそう。食す!うまい。
そば打ちの部屋をのぞいたら、石臼が置いてあった。ひょっとしてこいつで引いているのか?うまいはずだ。

22.キタキツネ遭遇
登り坂を上がっていくと前方にキタキツネ発見。牛、馬以外の初めての動物。かわいいと言いたいところだが、最近キタキツネは人間になれてしまって、キャンプ場などで食いもんをあさりにきて食い散らして去っていく。人間が悪いのか・・・
.
23.朱鞠内湖
5年前にモータバイクでツーリングにきて4泊ほどキャンプをした思い出の地。相変わらずなんとなくさみしい湖で変わっていない。まったく自転車に乗っていない時代だったか、知り合いがMTBを持っていたので、夜のビールをうまく乗るために朱鞠内湖一周を決意。一周するが1/3がダートでアップダウンもかなりある。「自転車ってとってもつらい・・」なんて記憶がのこってた。でも今日はちがう、「こんなアップダウンはなんでもないぜ」なんて強がり。

24.女性3人集まればカシマシ娘?
小玉だんなと最後尾を走行。ぽつぽつと会話を進めて走るが、前にいる女性陣たちの会話はいつになってもやまない・・・「しかし女性ってよくしゃべりますね〜どうしてこんない会話続くんですかね?なにしゃべってるんですかね?」と小玉さんと苦笑。

25.まっちゃん神経痛
まっちゃんが突然止まる。足の具合がすぐれないらしい。長距離乗ると神経痛が出るとの説明。足の先を冷たいものが流れていくらしい。とりあえず靴を脱いでマッサージ。数分後にはなんとか復帰。再出発。
明日まで持つか?ちょいと心配。

26.今日の和田夫妻

今日の和田夫妻はやる気だ!平均速度を一定にして先手先手で前に進んでいく。さすが論理的な話が好きなだんなだ。理にかなった走行していく。妙に感心。

27.本日2本目の峠、美深
道の駅で休憩。日本で最も冷える町。マイナス40度オーバーだって?どんな感じなんだろ。北海道出身の人と話したとき、マイナス30度を超えると学校が休みになるといってた。きたない話だが、汲み取り式の便所だったろこの地方では、大便が凍りついて上に上がってくるなんて話ししてた・・・(すんません汚い話でした)寒暖計をみると17度。かなり冷え込んできている。師匠は既に峠を1本登り終え、道案内のために道の駅に戻ってきた。2本目に突入。よっしゃ今度付いていくぞ。追いかける。でもやっぱり師匠は小さくなっていく・・・「うーん」師匠早いです。

28.今回一のダウンヒル!最高速チャレンジ!!
またまた峠の後には下りあり。自分の中でこのダウンヒルが一番気持ち良かった。長い直線に大きなRのカーブ!こりゃ飛ばせる!!最高速チャレンジ!!!一番思いギアにセット。必死にペダリング
時速40km、50km、60kmとぐんぐん速度を上げる。65・・66・・67・・68km/hここらで限界。70km/hの壁超えられず・・・残念。チェックポイントまで緩やかな下り坂。気合を入れて飛ばす。

29じゃがばた&ちんすこう?

.チェックポイント到着。Qちゃんがじゃがばたとちんすこうを準備。でんぷんと糖分で、疲労を回復!?ふかしたてのじゃがいもはうまいぜ!

30.天塩川温泉への道
チェックポイントからコバンザメチーム(小径部門)が列を引っ張る。天塩川温泉の道はまだまだ遠い。
渡辺さんいわく「後ろにみんなついてると思ったから、必死にこいでたのに・・・後ろみたらチーム30kmしか残ってない」そこで力が抜けたとか・・・レディースのひとり、村上さんは飄々とMTBで付いてくる。
なかなか良い脚力もってる。

31.果たして本日の宿は?
連日連夜、楽しませてくれる宿だったので本日の宿にも期待。しかも本日は道内に入ってはじめての温泉期待が高まる。国道を曲がり宗谷本線の踏み切りを超え宿に到着。「おっ今日は近代的な立派な宿」なんとなく複雑な思い?!温泉つかるぞ〜
やっぱり温泉は気持ちよい。

32.師匠山崎さんに学ぶ
今夜は師匠山崎さんと同室。師匠の自転車論を学ぶチャンス到来。普段のトレーニング方法、ヒルクライムのこつなどを教えて頂く。師匠は湯河原に住んでおり、フィールドは常に峠、箱根あたりを中心に走っているとのこと。仕事が終わるとほぼ毎日、自転車で登っていくとの回答。師匠!そこまでしないとあの美しい足にはならんのか・・・師匠においつくには・・こぐのみか。ヒルクライムのこつは自分ペースを見つけることとおしゃっておりました。今回の走行で現時点のレベルでのペースはなんとなくわかったような気がする。師匠ありがとう。

―<4日目>――――――――――――――――――――――――――――――――――――
33.ついにきた最終日!快晴!!
天気予報は快晴。朝方霧がかかっていたが、徐々に晴れてくる。出発するころにはすっかり晴れ渡る。皆、表情にやる気があふれてる。絶対にみんなで到着してやる。気合の掛け声後スタートする。長いと思われた道のりだが、あと一日だ。なんとなくさみしい気持ちも沸いてくる。散々気持ち良く走ってきた北海道の道だが、本日は気温も天候もちょーいい!!天塩川の川沿いを走行する。風が気持ち良い。
大好きなアルコールも押さえ気味で、規則正しい生活を送っているので体調は万全。快眠、快食、快便(失礼)

34.天塩川
水量が豊富でゆったりと流れている。途中三日月湖などもあり昔の流れを追うこともできる。護岸工事もあまり行われていなく,両岸には鬱蒼とした木々が川岸まで植わっている。良い川だ。走行中「この川でリバーカヤックしたいな〜」なんて考える。でも上陸ポイントが少なそう

35.天塩中川駅
昔、鉄道少年だった自分は駅とかレールとか廃線後とか大好きだったりする。思わすチャリンコをホームに持ちこみ記念撮影。そろそろ稚内方面なんて看板が出てきた。朱鞠内湖の周りにも鉄道あったんだよな〜

36.利尻富士発見
今回のロングライドで利尻富士を見れることを楽しみにしていた。近いはずなのになかなか姿を見せてくれないというイメージがある。走行中、あの美しい形の利尻富士が見えたとき「おっ今日は見えるぜ!ラッキー」感動。

37.ランチまでの道のり
広大な牧草地に雄大な利尻富士を見ながらの走行。そりゃ気持ち良いにきまってる!!写真で見てもきれいだが、やはり実際その場で見るものが美しい。

38.搾りたて牛乳(鎌田牧場)
牛乳好きの私には搾りたては魅力。頂いた牛乳を飲む。ほのかに甘く濃厚だ。うまい!いもだんご登場。こいつも塩味と粘り気が最高。うまい!!鎌田牧場のおいちゃん感謝!Qちゃんの作った、サンドイッチ、スープも負けす劣らずうまかったぞ!デザートのプラムもうまい。天気も気分も最高だから何でもうまいのか(^.^) 木陰の昼寝も心地よい。ずーっとこのままでいたいがそうもいかない。ごちそうさま!

39.大パノラマ&"チーム30km"最後のタイムトライアル
昼食ポイントから幌延を抜け、フリー走行。天気が良いのでゆっくりとも考えたが、ここで"チーム30km"タイムトライアルが始まる。師匠、菅原さん、須藤君+私の4人で編隊を組みぐんぐん進んで行く。
快晴の大パノラマの続くアップダウンを気合の走り。チーム30kmから40kmに改名するくらいの勢い。師匠がひっぱり、菅原さん、私、須藤君が続く。3日間の疲労をものともせず、ひたすらこぐ。このスピード感、風、匂いがたまらない。前方に実業団自転車部発見。大集団で走行している。師匠が送れた人間へアタックを開始。送れた人間が気づき逃げに入る。しばらく力を入れてこいだが、追いつかないまま(あたりまえか)大集団は左へ曲がる。チェックポイント到着。サポートカーより早く到着。サポートカーに勝利。やり〜っ

40.ゆでとうきび
今日の北海道名産。ゆでとうきび!!ぷりぷりして甘くうまい。やっぱ地物を地元で調理。これが一番だな。Qちゃんいつもありがとう。

41.オホーツク海までの道
またまたフリー走行。アドレナリンがかなり出ているようで、もうペダルはとまらない。"チーム30km"最後の編隊走行。下見の時にはとんでもない風が吹いていたようだが、本日は追い風の順風満帆である。追い風に追われ、スピードが乗る。途中師匠は道案内ということで停止。菅原さん、須藤君の三人でオホーツク海を目指す。いよいよ陸地がきれてきた。海まではわずか!!私を引いてくれた、菅原さんに先頭を譲り,オホーツク海を目指す。ついにきらきらとしたオホーツクが見えてくる。「きたぜ」との歓声を3人であげる。ついにここまで来た。本当に後わずかになってしまった。

42.師匠おいしいところ持ってきましたね
休憩ポイントから出発しようとしたところで事件発生。師匠が道をロスト。間違えて沼川の方の戻ってしまった模様。丹羽さんが電話にて位置の確認。師匠は早いので先にそろそろ行こうということで出発。
師匠を除いた13人でゆっくりと一列になり走行開始。宗谷岬から数キロ手前で最終休憩。師匠を待つ。道先案内人をしてくれた、師匠もいっしょにゴールするんだの声、声、声。そうだよ。その通り。みんなでいしょにゴールするのです。この休憩で一足お先に記念撮影、夕日に輝いた美しい顔の良い写真がとれました。ぎっちゃんありがとう。師匠、今度いっしょに写真とりましょう!!
師匠国道を大爆走。遠くに小さく見えた!!きたぞ!あれだあれ全員歓声を上げる!師匠照れながら到着。

43.いよいよ感動のゴール
オホーツク海は凪いでおり、太陽は徐々に沈んでいく。夕陽が見えそうな予感。宗谷岬3kmの看板。丹羽さんが指を指す。みんなでその看板を指していく。いよいよだ。寒さもあるが鳥肌がたつような感動がこみあげてくる。時折後ろを振り返りながら、隊列を確認する。さらに感動。一人のリタイヤもなく全員でゴールできる瞬間まであとわずか。宗谷岬の三角のモニュメント発見。「やっほーついたぜ」の大歓声。一列になって駐車場になだれ込む。みんな良い顔してるんだろな。丹羽さんと抱擁。みんなと握手。みんなで記念撮影。シャンパンで乾杯。そりゃみんなの顔は充実感、達成感で良い顔をしてたこと。自然ににやけちゃいますね。脳天の髄に一撃を与える感動でした。皆さんありがとう。


おわりに
丹羽さん壮大な計画を立てていただき誠に感謝しております。体力自慢の人間だけの集まりでない集団を600kmを走行させるということで、非常に悩んだと思われます。コース取り、宿、食事と随所に丹羽さんの考えて考えぬいたと思われる箇所が感じられました。かなり身勝手な走行をしたことおわび申し上げます。あんまり北海道の道が気持ちよいので、さらに気持ち良く走っちゃいました。丹羽さんが宗谷岬に到着したとき緊張感がとけ、すばらしく良い表情をしておりました。

Qちゃん、ぎっちゃんサポート本当にありがとういございました。時には退屈なときもあったでしょうが、車の中から笑顔で手を振ってくれたことで、パワーを頂きました。Qちゃんいろんな食事を準備していただき感謝します。地物をつかった食べ物、とってもおいしかったです。ぎっちゃん写真撮影、私の伴走?くだらない話相手にもなってくれて感謝します。出来あがった写真早く見たいです。

いっしょに走った皆様。新参者にもかかわらず優しく接していただきありがとうございます。この貴重の時間を過ごせたこと忘れないでしょう。また機会があればいっしょに走りたいですね。小玉さんお疲れさまでした。

皆様お疲れさまでした